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アトピーのダニ対策

アトピーとダニ対策

アトピーとダニ

アトピーを悪化させる大きな原因のひとつに、室内のダニがあります。

ダニは広くはエビやカニの仲間で、世界中に3万以上の種類がいます。

そのうち家の中にいるダニは5種類程度で、一番数が多いのはヒョウヒダニ(チリダニの一種)といいます。


ダニの繁殖する環境

ダニの繁殖する条件は、

1.気温20度前後
2.湿度50%以上
3.人が住んでいる
4.カーペットや布団など湿度を保つすみかがある
5.空気が動かないこと

と、マンションのような風通しが悪く空調の効いたカーペット敷きの部屋が、ダニにとってはもっとも快適な場所であることがわかります。



それでは、アトピーのためのダニ対策はどのようにしたら良いのでしょうか。

まず、カーペットや畳、布団のダニですが、最近はダニ退治を売りにした掃除機がたくさん出ています。

アトピーとダニ

しかし掃除機だけでは、アトピーを悪化させないレベルまで、これらのダニを除去することはできないそうです。

また、害虫用の殺虫剤などもヒョウヒダニには効きません。たとえダニを殺しても死骸が残っているとそれがアレルゲンになります。



これらを踏まえると、アトピーのためのダニ対策は以下のようなレベルまで行うことが必要になってきます。

1.フローリングの上にカーペットやラグを敷いている場合は、取り除く。

2.どうしてもカーペットやラグを使う場合は、防ダニ加工されたものを使う。ただし、畳の上には敷かない。

防ダニ畳

3.畳の部屋は、防ダニ畳に交換し、カーペットをその上には敷かない。

4.布団は、繊維の中にダニが入り込まない防ダニ布団にするか、最低でも防ダニ用のシーツや布団カバーを使う。シーツ、布団カバーはこまめに洗濯する。

フローリングのダニ

5.フローリング、防ダニカーペット、防ダニ畳、防ダニ布団に、こまめに掃除機をかける。掃除機の紙パックはこまめに取り替える。

6.ソファや椅子が布張りの場合は、合皮張りのものにする。

7.観葉植物、水槽は湿気の原因になるので、部屋に置かない。

8.加湿器は使わない。

8.湿気が高いときは除湿機をつける。

9.こまめに部屋の換気をする。

10.ダニの死がいをしっかりキャッチできる空気清浄機を使用する。

11.室内でペットを飼わない



ダニ対策は、どれだけしっかりやってもダニを完全になくすことはできません。しかし、ダニの数がある一定以下(20匹以下/平米/20秒吸引)まで少なくなれば、アトピーの症状を改善することは可能とのことです。

ダニ対策後にどれだけダニが減ったかは、「ダニ相検査」という検査を行うとわかります。ダニ相検査は例えば「日本環境衛生センター」という検査機関で有料ですが調べてもらえます。

●参考文献
中山秀夫「ダニアレルギーとその対策」『アトピー性皮膚炎診療のストラテジー』,文光堂,2000,pp.152-161

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